債務整理とクレジットカード

１　債務整理をするとクレジットカードが使えなくなります

債務整理には、任意整理や自己破産など、各種の手続きがありますが、いずれの手続きを行っても、クレジットカードは使えなくなります。

また、新規でクレジットカードを発行することもできなくなるため、生活で不便な場面も出てくる可能性があります。

しかし、実際はクレジットカードが無くても、生活に不便が出ないようにする代替手段があるため、以下で詳しくご説明します。

２　債務整理後はクレジットカードではなくデビットカードを利用する

⑴　クレジットカードの利点

クレジットカードがあれば、ショッピングをする際、現金を持ち歩かずに済むため便利です。

また、ネットショッピングをする場合も、クレジット番号を登録しておけば、すぐに決済ができます。

⑵　デビットカードでも同じ利点を活用できます

デビットカードの使い方は、クレジットカードと同じであるため、デビットカードを利用すれば、現金を持ち歩かずに済む点や、簡単にネットショッピングができる利点をそのまま活用することができます。

⑶　クレジットカードとデビットカードの違い

クレジットカードは、月１回の支払日に、まとめて支払う仕組みのカードです。

そのため、クレジットカードを使ったときには口座にお金が入っていなくても、買い物ができる点に特徴があります。

他方、デビットカードは、使用する度に口座から引き落としがされる仕組みになっています。

そのため、口座に現金が入っていないという場合は、買い物ができない点に特徴があります。

３　ETCパーソナルカードを利用する

⑴　クレジットカードが使えないとETCカードが使えない

クレジットカードが使えなくなると、ETCカードも使えなくなります。

しかし、高速道路を利用するときに、ETCカードが使えないと、とても不便になるかと思います。

⑵　ETCパーソナルカードがあれば問題は解決

ETCパーソナルカードは、各高速道路会社が発行するカードで、クレジットカードが無くても使用できるETCカードです。

債務整理後は、ETCパーソナルカードを使うと、クレジットカードが無かったとしても、高速道路の支払いが簡単にできます。